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まえがきより労働省では、ずい道工事における労働災害を防止するため、各種の施策が進められており、その一環として、平成7年2月に、シールド工事の施工中の安全性を高めるために、「シールド工事に係るセーフティ・アセスメント指針」が公表されました。この指針は、シールド工事の事業者自らが施工計画の段階及び施工途中においても労働災害防止のために必要な安全衛生対策をチェックし、かつ特有災害の危険性を評価してランク付けを行い、その危険度のランクに見合った安全衛生対策を策定するために作成されたものです。本書は、労働省から公表された指針について必要な解説を適切に記載するとともに、巻末に指針本文と参考となる各種機械の点検表等を添付してあります。シールド工事の関係者がセーフティ・アセスメントの趣旨と内容を理解するため、本書をご活用いただき、シールド工事が安全に施工されることを切望するものです。
1.序文2.基本的な考え方3.セーフティ・アセスメントの具体的手法第1章基礎資料の収集(第1段階の進め方) 第2章基本的事項に関する安全衛生対策評価表(第2段階の進め方),2.1 施工管理体制,2.2 調査,2.3 坑外設備,2.4 たて坑設備,2.5 掘削機械,2.6 坑内運搬設備,2.7 電力設備,2.8 給・排水設備,2.9 換気設備,2.10 施工,2.11作業環境,2.12 緊急時連絡設備・避難通路等,2.13 救護体制,2.14 その他, 第3章特有災害の危険度のランク付け(第3段階の進め方),3.1 ガス爆発(可燃性天然ガス) ,3.2 ガス爆発(都市ガス) ,3.3 坑内火災,3.4 酸素欠乏空気、有毒ガス中毒,3.5 異常出水, 第4章特有災害の危険度に見合った安全衛生対策の検討(第4段階の進め方),4.1 ガス爆発(可燃性天然ガス),4.2ガス爆発(都市ガス),4.3 坑内火災,4.4 酸素欠乏空気、有毒ガス中毒,4.5 異常出水, 参考資料1:各種点検表その他,参考資料2:通達指針の本文